私の場合、カメラの分解・組立は初めての経験でした。
TC-16Aの改造も初めてです。
まず細かなねじをプラスねじで外す作業ですが、どこかに飛んでいったら見つけるのが大変なので、作業そのものをお盆のような縁が有る物の中で行うのが良いと思います。
私は道具と材料の記事に添付の写真に、あるクッキーの金属製のふたを使いました。
作業はTC-16Aのカメラ側だけで、プラスねじ#0と#00を使って外しますが、意外に強いトルクで締まっていました。
レンズを傷つけないように注意して進めます。
始めは様子がわかりませんから、じわっと力を入れる感じです。
力の弱い方は太目の柄のドライバーを使う必要が有るかもしれません。
3本で止まっている所はそれぞれ少しづつ緩めるようにした方が良いと思います。
外した部品は場所ごとに違うケースなどに分けておくと組立てる時に楽です。
ねじには長さ、太さ、色、の違いが有りますので、できれば外したねじの場所を1本ずつ判るようにしておければ完璧です。
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穴あけはパーツの中側にガイドのような物が既に有り、位置決めはそれほど難しくありません。
私は電動ドリルで一瞬であけてしまいましたが、正確を期すのでしたら、手作業でハンドバイスで開けたほうが良いでしょう。
半田付けは結構神経を使います。
と言うのも部品が非常に小さく、かつフィルム状のプリント配線に半田付けを行いますから一瞬で終わらせる必要が有り、結構気を使いました。
プリント配線用の機材を使うのが良いでしょう。
私はリード線の代わりに写真に有るような部品を手作りして、更に絶縁部分に使うテープをセロテープの代わりに厚さも接着力も強力なScotchtape 313を耐久性を考慮して使用しました。
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最も気を使ったのが組立作業です。ピンセットとルーペを使う作業です。
部品が小さいためどこかに飛んでしまうと捜すのが大変です。
最終的には組合わせた後のねじ止め作業もゆっくり少しずつねじを締めてゆく作業で、1本のねじをいきなり締め付けると失敗します。
最終の締付け力はねじを緩めた時の感じより若干弱目ぐらいが良いと思います。
これで作業は完了です。
手順を間違えない限り2時間前後で終わると思います。
改造は自己責任でお願いします。
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